メニューは、新潟県魚沼産コシヒカリで炊いた新米、鯖(さば)の塩焼き、五目きんぴら、新潟県郷土汁スケトの沖汁(たらの肉団子入り汁)、牛乳です。

全国各地新米食べ比べ最終日は、新潟県魚沼地方のコシヒカリです。魚沼地域は、新潟の内陸部に位置し2000m級の山々に囲まれています。それが、美味しいお米作りの重要な役割りを担っています。

お米の美味しさである、でんぷんは、太陽の光と高温が必要です。しかし、夜間も気温が高いままだと、でんぷんは消費されてしまいます。魚沼地域では、夜、山から吹き下ろされる風によって気温がグッと下がるので、でんぷんがお米の中に蓄えられます。

つまり、日中は太陽の光で、でんぷんがすくすく育ち、夜はしっかり気温が下がってでんぷんもお休みするので、お米の中で、美味しくてもっちりしたでんぷんがいっぱいになります。

11月24日は「イイ日本食の日」。和食もユネスコ無形文化遺産に登録されて10周年です。形のない食文化は、皆さん一人一人が価値を認め大切にしていかないと、未来に残っていきません。日本一と言われる魚沼産コシヒカリと、新潟県の郷土汁を味わい、和食の魅力を再確認してください。