メニューは、ふんわり卵の三色丼、凍り豆腐の揚げ煮、冬瓜のすまし汁、牛乳です。

凍り豆腐とは、豆腐をいったん凍らせてから乾燥させた保存食です。機械化される前は冬の寒気を利用して作られていました。

江戸時代に高野山の僧侶が、精進料理に使うために生み出したという説もありますが、東北地方などでは、江戸時代以前から食べられていて、寒さの中で偶然生まれた保存食とも言われています。高野豆腐やしみ豆腐ともいわれます。

凍らせたことで、豆腐の組織が良い具合に壊れ、出汁もうまみもしみ込みやすく、たんぱく質・カルシウムも豊富なので、冬の栄養源としても重宝されてきました。

今日は油で揚げて、かつおのだしとお醤油で煮ました。和食の伝統食材の美味しさを味わってください。